テスト結果が悪くても、悔しがったらよい兆し

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私が教えている生徒の多くが、家庭教師開始時は平均点がとれないレベルのいわゆる出来があまりよくない生徒達です。そしてほとんどの生徒に共通するのが、「どうせテストでよい点数はとれない」や「自分は頭が悪い」などと思い込んでいることです。

このような考えをもったままでは、いつまでたっても成績は上がりません。ではどうすればこのような考えをもたなくなるのか。

まずは勉強習慣をつけること

まずは勉強をする習慣をつけさせることです。勉強が苦手な生徒の多くは、普段から学習する習慣がなく、テスト前でもほとんど勉強しないケースが多数です。その結果、テストではよい点数が取れず、自分はダメだと思い込み、さらに勉強しなくなるという悪循環を繰り返します。

第一に、この悪循環を断ち切らなければなりません。今まで全く勉強していなかった子が毎日1時間勉強するようになれば、以前よりはかなり勉強ができるようになり、本人に自信がついてきます。

そうなれば自然とテストの結果もよくなっていきます。

家庭教師などが必要

では、どうやって勉強習慣をつけさせるか?これが簡単にできれば苦労しませんね。これまで勉強習慣がなく、学校の授業にもついていけない生徒に親が勉強をしなさいと頭ごなしに言っても喧嘩になるだけです。

学習習慣のない子供がいきなり自分で勉強するのはまず無理なので、塾に入るか家庭教師をつけるなど他人の力をかりることです。そのためには、ある程度の出費を覚悟する必要があります。厳しい言い方になりますが、この出費を惜しいと思うようであれば、子供の成績を上げるのはあきらめたほうがよいです。

『学歴はお金で買える』と言われますが、私の経験上これは事実です。もちろん何もしなくても勉強ができる頭のよいお子さんはいるので、そのようなお子さんならそれほどお金をかけなくてもよい大学に入ることができます。しかし、勉強が苦手な子供の場合は、お金をかけてよい塾に行かせたり、よい家庭教師をつけないと成績はあがりません。残念ながら、本人の努力だけではどうにもならなのです。

塾と家庭教師どちらがよいのかですが、学校の授業についていけない生徒だと集団塾の授業にもついていけないので、集団塾はやめたほうがよいでしょう。塾に通っているだけで結果が伴わなければ、お金を捨てているようなものです。

学校の授業についていけない子供の場合は個別指導塾か1対1の家庭教師がおすすめです。短期間で絶対に成績をあげたいのなら、プロの家庭教師がおすすめです。

参考記事

子供の成績を今すぐ上げたいならプロの家庭教師が確実!

テストの結果に悔しがるようになる

私が教えている生徒のほとんどは、これまで勉強する習慣がなく、学校の授業にもついていけなかったというケースです。私は毎回必ず宿題をだすので、生徒たちは家庭教師の時間に加え、自宅でも宿題をするようになります。

宿題は授業の復習を基本とし、それほど難しいないものにしますが、量は多めです。そうすることで、嫌にならず自宅学習の習慣が身につきます。

家庭教師をはじめて2~3か月もするとたいていの子供が自信を持つようになります。そして、テストで高得点をとりたいと思うようになります。

実際に高得点をとれるようになる生徒もいますが、ケアレスミスなどをおかして思うような点数をとれない生徒もいます。自分が思うような点数をとれなかった生徒に共通しているのは、『悔しがる』ということです。

中学2年生の女生徒Aさんの例を紹介します。Aさんの数学の指導を開始したのは中2の4月。中1の最後のテストが35点と極端に悪かったため、両親が焦って家庭教師を私に依頼してきました。

開始時は中1で習う簡単な方程式すら理解していませんでした。そのため、中1の復習から始める必要があり、毎回たくさんの宿題を出しました。それでもAさんは頑張って宿題をこなし、3か月で中2の問題が解けるまでになりました。

自信もだいぶついて、6月のテストでは75点を目標にしました。しかし、時間が足りなかったりケアレスミスをしたりで結果は68点。平均点は58点だったので68点でも決して悪くありません。中1のときの35点を考えると、十分よい点数なのでお母さまはかなり満足していました。しかしAさんは悔しくて涙を流すほどでした。

思わず私ももらい泣きをしてしまうくらいの泣きっぷりでした。これは本人が頑張った証拠です。1年生のころは35点をとっても、恥ずかしいとは思ったものの悔しいとは思わなかったそうです。2年生になってからは、毎日頑張って勉強をやって、できると思ったのに結果が自分の思うようにいかなかったので悔しかったのでしょう。

テストの結果がいまいちでも、頑張った結果、お子さんが悔しがっているようであれば、とてもよい兆しです。ちょっとしたミスを責めるのではなく、次回同じ失敗をしないよう励ましてあげましょう。

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