高校中退からサポート校を卒業して大学生になった生徒の話

東京の通信制高校に通いながら大学進学を目指している生徒の話」という記事を以前に書きました。その中で紹介したN子が現在大学生となり、無事に大学1年を終えようとしています。

不登校で悩んでいる方や通信制高校を検討している方の参考になればと思い、N子さんのことについて少し書きたいと思います。

N子さんの通信制高校時代

都内在住のN子さんはごく普通の中学生で、私は中学1年から3年間N子さんの家庭教師をやっていました。無事に第一希望の私立高校に合格したのですが、高1の6月より不登校気味となり、10月から完全な不登校になり高1の1月で高校中退となりました。

高校中退後、すぐに「KTC中央高等学院」というサポート校に入学しました。KTC中央高等学院は、キャンパスが全国33カ所(仙台、東京、大阪、福岡など多数)にある大規模な学校です。

通信制高校選びは、通信制高校の一括資料請求!を利用して資料を取り寄せ、2つの学校に見学に行きました。どちらも良かったのですが、家から近いのと大学進学率がよいとの理由でKTC中央高等学院に決めました。

週に5回通うコースに在籍していましたが、不登校グセがあるため、週に1~3回しか通っていませんでした。それでもレポート提出とスクーリング、年1回の試験を受ければ卒業できます。

通常の高校のような定期テストはなく、レポート提出で単位がもらえます。レポートの内容は簡単なので、教科書を見ながらやればすぐに解ける内容です。正直、かなり緩いです。

レポートはすべてマークシートで、難易度もそれほど高くありません。
英語

N子さんは不登校気味ではありましたが、学校内では楽しく過ごしており友達もできていました。2年時にはカナダへの語学留学も体験しました。それがきっかけで、英語関連のことが学びたくなり、大学の英文科を希望するようになりました。

N子さんの大学生活&大学生活

KTC中央高等学院には学校推薦で行ける大学が数多くありました。N子さんは大学受験の勉強はしたくないとのことで、学校推薦で入れる大学にターゲットを絞りました。N子さんは学校の成績が4以上と比較的優秀だったので、すんなりと第一希望の私立大学英文科に推薦(試験なし・面接のみ)で入ることができました。偏差値は46程度と決して高い大学ではありませんが、大した勉強もせずに入れたのでN子さんは満足していました。

正直、N子さんの学力では一般入試ではその大学には受からなかったと思います(あくまでも私の判断ですが)。そのため、大学入学後に授業についていけるのか心配でした。

しかし、心配無用ですぐに大学生活に慣れて楽しい大学生活を送っていました。大学入学後の6月にN子さんのお母さまからメールをいただき、近況をおしえてもらったのですが、サークル活動をやったり、語学留学予定があるなど充実した生活とのことでした。

学校の授業にもついていけるとのことで安心しました。下手に偏差値の高い大学に行かなくて正解だったようです。

そのN子さんにお正月明けにばったりと商業施設で再開しました。お互い時間があったので、2時間お茶をしながら、大学生活のことなど話をしました。私が想像していた以上に大学生活が楽しいようで、以前よりも生き生きとしていました。アルバイト先で彼氏もできたようです。

中学1年からN子さんを知っている私としては、N子さんの現状をみてとても嬉しくなりました。

高校中退から成功できた秘訣

不登校になり高校を中退するかどうか迷っていたときは、精神的に不安定で、ご両親はとても苦労されていました。怒って部屋の壁に穴をあけるなど今となっては信じられない行動もとっていました。

そんなN子さんが別人のように変わりました。高校中退後、ダメにならなかった大きな要因はお母さまがN子さんに寄り添って通信高校の資料を取り寄せたり、一緒に学校見学に行くなど素早い行動をとったことが大きいと思います。高校1年の1月に中退して、2月中旬には通信制高校に入学していました。

幸いなことにN子の家はご両親共働きで経済的にゆとりがありました。そのため、比較的学費の高いサポート校にすぐ入学できるなど恵まれた環境でもありました。

経済的に余裕があり、お子さんが不登校でなんとか高校だけは卒業させたいという場合には、N子さんのようなサポート校に行くのがよいのではないかと思います。よほどのことがない限り卒業できます。

サポート校と通信制高校の違いは?

通信制高校

通信制高校は法律で高等学校に定められているので、レポートやテストなどの条件を満たせば高校卒業資格を取得することができます。

しかし、通信制高校は独学しなければいけないので、挫折する生徒が60~80%いると言われています。そのため、自分で勉強ができないお子さんの場合には、通信制高校で高卒資格をとるのは厳しいのが現状です。

サポート校

サポート校単独では高校卒業資格を取得することはできませんが、多くのサポート校は通信制高校と提携しています。そのため、サポート校で学習した内容は提携の通信制高校で単位と認められ高校卒業資格が取れます
通信制高校・サポート校とは?

N子さんのように勉強嫌いで、自分ではやろうとしないお子さんの場合にはサポート校が向いています。学校の先生が親切丁寧に指導してくれます。

サポート校の学費は高く、通信制高校は安い

「通信制高校」は自宅学習とレポート提出がメインで学校へはほとんど通わないため学費は安いです。公立だと10万円以下、私立でも年間20万円前後です。

一方、「サポート校」は、入学金や授業料など含めると初年度は80~100万円程度かかり私立高校とほぼ同じです。学費が高い分、サポート体制がしっかりしているのでほとんどの生徒が高校卒業資格をとれます。

全国にたくさんの通信制高校やサポート校があるので、気になったところに見学に行くのがよいと思います。随時見学を受け付けている学校も多いです。

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