月謝が安いという理由で塾や家庭教師を選ぶのは危険

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塾や家庭教師を選ぶときにまず気になるのは月謝という方が多いと思います。月謝は1~2万のところもあれば、5万以上するところもありかなり幅があります。注意しなければいけないのが、単純に月謝の額だけは割安なのか割高なのかは判断できないということです。

月謝

1時間当たりの単価で考える

月にトータルで何時間授業を受けているかが重要になります。それから1時間当たりの単価を割り出すことができるので、割高か割安かを判断することができます。

例えば、
週2回2教科(英数)、1教科60分授業の場合
1か月あたりの授業時間合計は、60分×2教科×週2回×4=960分(約16時間)となります。授業料が2万円だとすると、1時間当たりの授業料は1,250円となります。

これが1教科45分授業だとすると
1か月あたりの授業時間合計は、45分×2教科×週2回×4=720分(約12時間)。1時間当たりの授業料は1,660円に跳ね上がってしまいます。

上記の例では同じ2万円という月謝にもかかわらず、月々の授業時間は4時間も差があります。選ぶなら断然60分授業のほうがお得というわけです。

授業時間の補習なども考えるべき

塾によっては補習を無料でやってくれるところと有料のところがあります。授業料が少し高くても、無料で補習授業をやってくれるところはトータルで考えると割安になることが多いです。とくに、理解力があまりよくないお子さんの場合は通常の授業だけではついていけないことも多いので、補習を無料でやってくれるところを選ぶのがおすすめです。補習が有料だとついお金のことを考えてしまい満足いく授業を受けさせてあげられなくなります。

家庭教師の場合も同様で、延長した場合の延長料金を請求される場合と無料の場合があります。家庭教師センターの場合は、15分毎に追加料金がかかるなどの取り決めがあるので、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。個人契約の場合は、追加料金は請求しない先生が多いと思いますが、契約時にきちんと取り決めておきましょう。

私の場合は、区切りのよいところまで教えるというのが基本なので、15分~30分位延長となることもよくありますが、延長料金は一切頂いていません。なので私の生徒さんはトータルで考えると結構割安だと思います。

トータルで考えることが大事

本当に生徒のことを考えている塾の場合、極端には安くはできないというのが結論です。安い塾は講師の人件費を削っているところが多く、人件費の安い講師というのは教え方もあまり上手でないことがほとんどです。安かろう悪かろうでは、お子さんの成績をあげることはできません。

家庭教師の場合も同様です。私の場合、事前のプリントや宿題の準備、オリジナル問題の作成などで授業時間の他に1時間位を準備に費やしています。それらを考えるとあまり安い料金ではやっていけないのが現状です。

学生の家庭教師の場合、時給は安いですが事前準備をする人は少なくその場で教えて終わりというケースがほとんどです。プロ家庭教師の場合、時給は高いですが事前準備に時間を使っていることが多く、無駄なく効率的な授業をすることができます。学生とプロ家庭教師では授業の質が異なります。

月謝だけでなく、授業内容や補習の有無、宿題をきちんとだしてくれるかなどを総合的に考えて塾や家庭教師を選ぶことが重要です。

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