塾や家庭教師をつけただけでは簡単に成績は上がらない

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2015年調査では、公立中学3年生の通塾率(家庭教師も含む)の全国平均は61.1%、首都圏では70%以上となっています。中学3年になると大半の生徒が塾か家庭教師を使っていることになります。

しかし、ただ単に塾に行ったり家庭教師をつければ成績があがるというものではありません。実際に塾や家庭教師をやっているのになかなかお子さんの成績があがらないと悩んでいるご両親も多いのではないかと思います。

塾に行っている、家庭教師をつけているというだけで結果が伴わないのでは意味がありません。ここでは、よい塾・家庭教師のポイントを説明します。

塾が遊び場になっていないか

首都圏では塾に通う生徒が多いので、塾に行っても学校の友達がたくさんいるということもよくあります。そうなると、塾も学校の延長線でみんなでたのしく過ごすいわゆる遊び場になっているというケースが多くあります。

お子さんが塾に行きたいと言いだす理由で多いのが、『友達が通っているから』というものです。勉強ができるようになりたくて塾に行くのならよいのですが、友達がみんな行っているから仲間外れになりたくというだけの動機だと遊び感覚になってしまいがちです。

とりあえず子供が行きたがっている塾に入れてみてダメだったら塾を変更すればよい…と思うかもしれませんが、塾に入るには授業力だけでなく、入会金、教材費、登録管理費などの費用が発生するので、一度入ってしまうとやめにくくなります。そのため、効果がなくてもズルズルと続けてしまうケースがよくあります。

友達の影響でも子供自ら塾に行きたいというのは決して悪いことではありません。ただその場合は、通おうとしている塾の評判を事前にチェックして、子供の遊び場になっていないかを見極めることが大事です。もし、放課後の遊び場やたまり場と化しているような塾であれば他の塾を探した方がよいでしょう。

子供のレベルに合わせた指導をしてくれるか

ある程度勉強ができるお子さんであれば、塾の授業についていけますが、学校の授業を理解するのが難しいレベルのお子さんの場合は塾選びを慎重にする必要があります。1クラスに10人以上の生徒がいるいわゆる集団授業ではついていけない可能性が高いので、補習などのフォローをしてくれる塾か、少人数の個別指導塾や家庭教師がよいでしょう。

もしお子さんが現在塾に通っていて毎回平均点以下の点数しかとれないという場合は、塾でしっかりとフォローをしてもらうよう塾の先生に相談したほうがよいです。塾の先生が親身になってくれない場合や丁寧に指導をしてもらえないなら、家庭教師などに切り替えることをおすすめします。

とにかく、信頼ができて納得のいく塾に身を置くということが一番大事です。

個別指導塾と家庭教師どっちを選ぶ?
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自宅でも勉強しているか

塾や家庭教師の時間だけ勉強したのでは、勉強時間が足りません。よほど能力の高い生徒でなければ、自宅学習なしには成績はあがりません。通常の塾や家庭教師は『宿題』を出すのが普通です。宿題をやらなければ結果を出すのも難しいので、自宅でお子さんが宿題をやっているかをチェックしてみてください。宿題の中身まで見る必要はありません。

もし宿題をやっていないようなら、自宅で宿題をやる習慣をつけることを徹底してください。きちんと宿題をやってきて頑張っている子でも、テストとなると失敗してしまうケースもあるので、普段から宿題をやらない生徒がテストでよい点数をとるのは非常に難しくなります。

自宅での学習は最重要項目です!

家庭教師の場合には、お子さんの習熟度合いやレベルに応じた宿題を出してもらえるので、成績が伸びない場合には、宿題を増やしてもらったり、難易度を上げてもらうなど家庭教師とよく相談しましょう。

塾や家庭教師をコロコロ買えるのはよくない

テストの点数が伸びないからという理由で、すぐに塾を変えたり、家庭教師を変えたりするのを繰り返すのはよくありません。本当にダメだと思う塾、家庭教師ならすぐに変えるべきですが、生徒側のほうに問題がある(宿題をやらないなど)のなら、何回塾や家庭教師を変えても結果は同じです。

塾や家庭教師の良し悪しをみることに加えて、お子さんの自宅での学習習慣もチェックすることが大事です。

・塾や家庭教師を休まずにきちんと受講しているか
・宿題は毎回やっているか

上記2点がきちんど出来ているのに成績が上がらないという場合には、塾や家庭教師の変更を検討するのがよいでしょう。ただし、お子さんが塾や家庭教師の指導内容に満足していて継続したがっている場合には、無理に変更せずに、塾や家庭教師とよく相談することが大事です。

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