理想的な家庭教師の時間と回数

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家庭教師を依頼する場合の1回あたりの時間、週の回数について悩むところだと思います。私の経験では、1教科につき週2時間というのが一般的です。中学生の場合、英数2教科で1回2時間、週2回というタイプが一番多いパターンです。

たまに、「週1回の指導で5教科教えて欲しい」という依頼がありますが、週1回で5教科全てを指導するのは無理です。優秀な生徒で、わからないところのみを指導するなど特殊なケースであれば可能ですが、そうでない場合はまず無理です。通常家庭教師を依頼されるお子さんというのは、学校の成績が悪くて授業についていけないということがほとんどなので、ある程度の時間が必要です。

教師と生徒

理想的な授業時間と回数は?

私の経験では、「2教科指導の場合は1回2時間、週2回」というのが理想です。週2回は、月曜と火曜など連続した日ではなくて、月と木など2日以上間が離れていた方がよいです。連続していると宿題をやる時間がなくなってしまうためです。宿題は家庭教師の時間と同じく非常に重要なので、かならず宿題をやることが重要です。

英語と数学の2教科の場合、「週1回は英語2時間、もう1回は数学2時間」よりも「2時間のうち1時間を英語、もう1時間を数学としてこれを週に2回」のほうが成果があがりやすいです。ある程度勉強のできる生徒さんであれば、どちらでもよいのですが、勉強が苦手な生徒さんの場合は1週間あいただけでもかなりの内容を忘れてしまうということもよくあります。

指導時間や回数が多ければ多いほどよいということではありませんが、少なすぎると効果を出すのは非常に困難です。成績が上がってきたら回数や時間を減らすことを検討してもよいと思いますが、最初のうちは1教科につき最低週2時間の指導をオススメします。

最初は少ない時間からはじめるのはどうか?

お子さんが勉強嫌いのため、「最初は少ない時間からはじめて、慣れてきたら徐々に増やしたい」という親御さんがたまにいらっしゃいますが、これで成績を上げるのは非常に困難です。

とくに、学校の授業についていけてない生徒さんの場合、内容を理解するのに普通よりも多くの時間が必要です。さらに、問題を解く時間も必要です。「理解して問題を解く」という1連の作業は1日でやったほうが効果的なので、ある程度まとまった時間が必要です。そのため、最初から1回2時間以上の授業を受けることをオススメします。

1回2時間も集中力が持続するか心配だという声もきかれますが、途中で少し休憩を挟めば十分集中できる時間です。教え方の上手な家庭教師であれば、生徒の集中力がとぎれないようにいろいろと工夫するので、2時間の授業はあっという間です。

私が教えている生徒さんもみなさん2~3時間の授業を普通に受けています。途中で10分ほどお茶休憩を挟みますが、それ以外はずっと授業に集中しています。

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