中学生の成績アップにおすすめの通信教材を紹介します。ここで紹介するのはプロ家庭教師である私が実際に試してみた教材です。通信教育を始めたいけど何がよいのかわからないという方は是非参考にしてください。低料金で高パフォーマンス&無料お試しができる教材を中心に紹介します。
通信教育が向いているかどうか
本記事で紹介するのはいずれも中学生自宅で学習できるおすすめ教材です。きちんと取り組めば成績アップが期待できます。しかし、極端に成績が悪いお子さん(通知表の2以下)の場合は、これらの教材に取り組むのは難しいのでおすすめしません。
中学校の定期テストで30点や40点しかとれないお子さんの場合は、自力で家庭学習をやらせても、勉強方法がわからずすぐに挫折してしまいます。誰かに指導してもらわないと成績アップは期待できないので、家庭教師をつけることをおすすめします(塾だとついていけない可能性が高いです)。
参考記事:すらら教材についてプロ家庭教師が解説します
定期テストで平均レベル(もしくは平均に少し足りない程度)の点数がとれているお子さんであれば、下記で紹介する教材をきちんとやれば成績アップが見込めます。
また、多くの中学生は自分だけでは勉強をする習慣ができていないので、親がある程度勉強状況を管理していくのも重要です。管理するというのは、問題が正しく解けているか…まで細かくチェックするという意味ではなく、勉強をやっているか、問題を解いているか…などおおざっぱで構いません。あまり、細かい部分まで親が関与しすぎると子供と喧嘩になってしまうので注意が必要です。
授業動画を見ながら問題を解いていく教材
ここ最近とても人気なのが、動画レッスンと教材がセットになった総合学習サービスです。苦手な分野や教科だけを学ぶこともできるので、すでに塾に通っていて、わからないところのみを確認したり、塾では受けていない教科(理科と社会など)を勉強したい場合にもおすすめです。
もっとも有名なのがリクルート社が運営する「スタディサプリ」、次に有名なのが家庭教師のトライが運営する「Try IT」です。どちらも動画授業とテキストがあり、『講義を受けて問題を解く』という流れで塾に通っているようなことがに自宅でできます。自分のペースでわからないところから何度でも繰り返し学習できるので、使い方によっては塾よりも効果を発揮します。
生徒本人にやる気さえあれば、塾に行かなくても塾と同等あるいはそれ以上の成果が期待できます。というのも、スタディサプリの講義で教えているのは有名塾の人気講師でとても分かりやすい授業ばかりなのです。そのため、学校の授業が理解できないお子さんでもスタディサプリの授業を見ることで理解できるようになり、勉強をやるようになるケースが多いのです。
スタディサプリとTry ITは似ていますが、以下のような違いがあります。
スタディサプリ![]() |
Try IT | |
---|---|---|
月額料金 | 980円 | 無料 |
質問 | できない | できる(1回500円) |
動画数 | 多い、レベル別にわかれている | 少ない、レベルは1種類 |
講師の質 | 高い(有名塾の人気講師) | 普通 |
スタディサプリは月額980円の有料、Try ITは授業だけなら無料(テキストや質問は有料)です。スタディサプリは有料だけあって、Try ITに比べると圧倒的に授業数が多くて、テスト対策などにも対応しています。
Try ITの動画もわかりやすくて、決して悪くはありませんが、講師陣の質はスタディサプリのほうが上だと感じます。基礎から応用まで幅広いレベルがあり、定期テストや入試対策もしたいならスタディサプリのほうがおすすめです。
スタディサプリの公式サイトはこちら(2週間無料で全機能試せます)
⇒スタディサプリ中学講座
スタディサプリについて詳しく紹介した記事はこちら
⇒スタディサプリ小学・中学講座の効果は?
問題を解くのが中心の教材
学校の定期テスト(中間・期末)の点数を上げるためには、学校の教科書に準拠した問題がたくさん解ける「進研ゼミ」か「ポピー」がおすすめです。ただし、これらの教材は、学校の授業を理解しており、自ら勉強する意欲のあるお子さんでないと使いこなせません。
そうでないと、毎月教材だけが大量にたまっていく結果となります。学校の授業が十分理解できていないお子さんの場合は、上記で紹介した動画学習のほうが向いています。
進研ゼミとポピーの大きな違いは『添削の有無』です。ポピーは添削が無いので自分で答えあわせをする形です。また、進研ゼミは付録的なものがいろいろついてくるのに対し、ポピーは教材のみでシンプルです。その分ポピーは低価格です。
有名な通信講座3社を大まかに比較表です。
ポピー | 進研ゼミ | Z会 | |
---|---|---|---|
月謝 | 4,000円位 | 6,000円~ | 1万円~ |
入会金・年会費 | 0円 | 0円 | 0円 |
添削 | なし | あり | あり |
難易度 | 教科書レベル | コースにより異なる | 難関校受験レベル |
対象 | 公立校 | 公立校&中高一貫校 | 中高一貫校 |
公式サイト | ポピー![]() |
進研ゼミ |
Z会の通信教育![]() |
※月謝等は変動するため、詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。
進研ゼミもポピーもどちらもとてもよくできた教材なので、どちらを選ぶかは完全に好みの問題です。どちらがよいかわからないという場合には、私個人的にはポピーをおすすめします。その理由として、進研ゼミは付録的なものが多くて使いこなせない中学生が多いためです。ポピーはシンプルで、学校の教科書にピッタリと沿っているので、自宅学習教材として使いやすいです。
ポピーについては下記で詳しく紹介しています
⇒中学ポピーは定期テストに強い!中学生の通信教育におすすめです。
進研ゼミについては下記で詳しく紹介しています
⇒進研ゼミの効果について解説します。
通信教育・自宅学習教材おすすめランキング
下記の教材はどれも優れたものですが、あえて順位をつけてみました。スタディサプリは月額980円という安さでトータル学習ができるので、コストパフォーマンスが最高です。動画授業は不要で教科書中心にテスト対策がやりたいという場合にはポピーがおすすめです。
いずれの教材も、無料お試しができるので、気になる教材は一度試してみましょう!
1位:スタディサプリ
理由:質の高さ&コストパフォーマンスのよさ
2位:月刊ポピー
理由:学校の教科書にぴったり沿っているので定期テストに強い
3位:Try IT
理由:無料教材としては高品質
4位:進研ゼミ
理由:タブレット学習なども選べて定期テストにも強い(月謝がこの中では一番高いため4位としました)
教材は実際にやってみないと、お子さんに合うかどうかわからない部分が大きいので、気になる教材があれば無料体験をやってみることをおすすめします。
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