よい家庭教師とは?理想の家庭教師の見分け方

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家庭教師は教え方の良し悪しにこだわるよりも生徒との相性が一番大事と言う人もいますが、私はこの考えには反対です。もちろん生徒と家庭教師の相性は大事ですが、教え方が上手>相性を優先したほうが成績アップが期待できます。

一概に「よい家庭教師」や「悪い家庭教師」とくくることは難しいので、あくまでも目安になりますが、よい家庭教師のチェックポイントをあげていきますので参考にしてください。

家庭教師の人柄・人間性

家庭教師を選び際には、すばらしい人柄で優れた人格者であれば言うことはありません。しかしそこまでを家庭教師に求めてしまうとなかなか見つかりません。家庭教師はあくまでも『勉強を教える人』というふうに考えて教え方の上手な人を選ぶのがよいと思います。

もちろん、人間的に明らかに問題のある人や子共に悪影響を及ぼす家庭教師であれば問題です。しかし、少しくらい無愛想であっても、お子さんが嫌がらずに教わっていて成績が上がっているのであれば、大目にみるのがよいと思います。

注意しないといけないが、愛想がよく子供と楽しくやっているタイプの家庭教師。大学生家庭教師に多い例です。教え方が上手で成績が上がっているのなら全く問題ありませんが、おしゃべり時間が多くて実際にはあまり勉強を教えていないというケースがあります。

適度なおしゃべりは必要ですが、ひどい例では一緒にマンガを読みふけるなんてこともありますので、家庭教師と生徒が必要以上に慣れ合うのは注意が必要です。成績を上げたいなら「教え方が上手な家庭教師>楽しい家庭教師」です。

生徒の実力を理解している

生徒にわからないところがあるか質問してもほとんどの生徒は「ない」と返事をしてきます。本当に質問がない場合もありますが、成績が悪い生徒の場合は『何がわからないのかがわからない』という場合も多くあります。

ですから何がわからないのかを一方的に生徒にきいているだけでは意味がありません。きちんとした家庭教師であれば、実際に問題を解かせて何がわかって何がわからないのかを把握した上で、その生徒にあった適切な指導を行います。

生徒にあった問題を選んでいる

教える上で問題選びは非常に重要です。優秀な生徒であれば、上級問題集を使えばよいのですが、成績不振のお子さんの場合には問題集をかたっぱしからやるよりは、生徒一人ひとりにあった問題を解かせた方が効率的です。私の場合は、その場で問題を作ってだしたり、苦手部分のプリントを用意したり工夫しています。

生徒に問題を解かせて答えあわせをするだけというのは大学生家庭教師に多いケースです。学校の授業を理解しているレベルの生徒であれば、これでもよいのですが、学校の授業を理解していないレベルだとまずこれでは成績はあがりません。

お子さんに家庭教師をつけているのに全然成績があがらないという場合は、一度授業ノートをチェックしてみてください。問題を解かせてその採点しかしていないようであれば、家庭教師の変更をしたほうがよいでしょう。

宿題をだしてくれるか

家庭教師で教わるのはわずか週に1~2回です。そのときは理解できても翌週になると忘れてしまうということはよくあります。そのため、授業で学習したところを反復学習するということが重要になります。

宿題が正しくできているのかを確認することで、生徒の理解度チェックもできます。また、宿題を毎回することで勉強をする習慣をつけることもできます。私は親御さんから「先生に見てもらうようになってから家で勉強をするようになった。」とよく言われます。家での学習習慣がつけば、好循環で成績も上がっていくのが普通です。

家庭教師と生徒との相性

確かに相性は大事ですが、相性よりも教え方のほうが大事だと私は考えています。相性が悪いというのは、教え方が悪いからそう感じるのだと思います。

※不潔であるとか、生理的に全く受けつけない、暴力をふるうなど問題がある家庭教師は論外です

いずれにしても、お子さんが嫌がっているのでそのまま続けても効果は望めませんので、早めに家庭教師のチェンジをしたほうがよいでしょう。

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