長年定評のある通信教育教材といえば、進研ゼミ・ポピー・Z会の3社があげられます。進研ゼミはCMなどでもおなじみなのでほとんどの方がご存知だと思いますが、ポピーとZ会は聞いたことがないという方もいるかもしれません。が、3教材とも昔から人気の老舗教材です。
どの教材も長年人気をキープしているだけあって、非常によくできています。きちんと使いこなせばどれをやっても学力は確実に高まります。
違いとしては、『回答の添削の有無』『映像授業やタブレット端末使用の有無』『中高一貫教育への対応有無』などがあげられます。
通信講座比較(ポピー・進研ゼミ・Z会)
有名な通信講座3社を大まかに比較すると以下のようになります。いずれも幼児~高校生までが対象です。
※ここでは中学生用の教材について比較していきます
・ポピー:教科書レベルの教材で添削なし。公立校の生徒向け。
・進研ゼミ:赤ペン先生の添削があり、タブレット教材もある。
・z会:中高一貫校の生徒向けで難易度が高い。タブレット教材もある。
ポピー | 進研ゼミ | Z会 | |
---|---|---|---|
月謝 | 4,000円位 | 6,000円~ | 1万円~ |
入会金・年会費 | 0円 | 0円 | 0円 |
添削 | なし | あり | あり |
難易度 | 教科書レベル | コースにより異なる | 難関校受験レベル |
対象 | 公立校 | 公立校&中高一貫校 | 中高一貫校 |
公式サイト | ポピー | 進研ゼミ | Z会の通信教育 |
※月謝等は変動するため、詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。
ポピー
ポピーは進研ゼミやZ会とは大きく異なります。問題の答え合わせは自分(または両親)で行います。赤ペン先生による添削指導がありません。映像授業やタブレット端末の導入などもなく、紙の問題集のみでとてもシンプルです。その分月謝もお手頃です。
学校教材を手掛けている「新学社」が発行しているので、教科書にぴったりと沿った内容で、定期テスト対策の予想問題も良問が多いです。
参考:小学ポピーを徹底解説。テストで高得点が取れる理由は?
参考:中学ポピーを徹底解説します!
進研ゼミ
教材は紙の教材だけでなく、タブレット教材も選ぶことができます。難易度は学校の教科書やテスト対策レベルとなっていますが、中高一貫コースなど様々なコースがあるので、生徒のレベルに応じて選ぶことができます。
進研ゼミはポピーやz会に比べると、付録的なものがいろいろついてきます。進研ゼミを挫折してしまう理由としては、「教材がどんどん溜まっていくばかりで手をつけられない。」というのが一番多いようです。
Z会
以前は難関大学を目指している生徒向けとの印象が強かったZ会ですが、幼児教育から大学受験までに対応しており基礎から発展的な内容まで学習できます。中高一貫校や難関校に通う生徒におすすめです。
通信講座に向いている生徒・向いていない生徒
そもそも通信講座に向いているお子さんとそうでないお子さんがいます。通信講座というのは、ある程度自分で勉強ができる子に適しています。日々コツコツと自ら進んで取り組むことができるお子さんであれば、通信講座をやることで効果がでる可能性が高いです。
逆に、テストの直前しか勉強しないタイプのお子さんやコツコツと取り組むのが苦手なお子さんには向いていません。勉強嫌いで自主的に勉強ができない生徒さんの場合は、塾や家庭教師を選択するほうが効果的です。
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