総合的な英語力を身につけるには「英語4技能(読む・書く・話す・聞く)」をバランスよく学習することが大事です。
文科省の英語教育改革事例の一つとして、音読が英語四技能向上に役立ったとするレポートもあります(参考)。
とくに英語が苦手な生徒ほど音読学習を重視すべきです。私はこれまでに英語が苦手な中学生をたくさん教えてきましたが、音読をきちんとやることで(もちろんそれだけではありませんが)、多くの生徒が英語の成績を短期間で上げてきました。
音読のやり方
字のごとく、音読とは『声に出して読むこと』です。大声を出す必要はありませんが、ある程度の大きさの声ではっきりと読みます。
教科書本文の音読がおすすめです。最初は意味がわからなくても、正しく単語を発音して、英文を読めるようになることが重要です。
スムーズに英文が読めるようになったら、次は意味を理解しながら読むようにします。
毎日少しずつでも続けていると、スラスラと読めるようになります。英語が苦手な生徒の場合は、音読をやる前はスラスラ読めた経験がないので、スラスラと読めることで自信がつき、英語をもっと勉強しようというモチベーションにつながります。
教材はききとりやすいものであればなんでもよいですが、教科書ガイドのCDを使うのがおすすめです。正しい発音を知るには、CDを何度もリピートして聞く必要があります。
例えば、ニューホライズンの1年生用はこちらです。
ひとりでできない場合
上記の方法で音読学習が子供ひとりでできれば言うことないのですが、そもそも英語が苦手がお子さんの場合は独学でやること自体がなかなかできません。
ひとりではできないお子さんには、ご両親が教えるか、家庭教師などの先生にみてもらう必要があります。塾でも音読をやっているところはありますが、みんなで一緒にやるので、英語が苦手な生徒だとついていけない可能性が高いです。
すでに家庭教師をつけているのに英語の成績がよくない場合には、家庭教師に音読をきちんとやってもらうように依頼してみましょう。
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