英語の辞書選びについて「紙の辞書と電子辞書どちらがよいですか?」という質問をよくされます。結論を言ってしまえば、「どちらでもよい」というのが私の答えです。自分の使いやすいほうを使うのが一番です。
どっちを選んだらよいか決断できないという場合は電子辞書を勧めています。紙の辞書、電子辞書にそれぞれメリットとデメリットがありますが、総合的に考えると、電子辞書のほうが持ち運びに便利で音声を聞けたりするのでメリットが多いです。
私の中学、高校時代は電子辞書はまだ普及していなかったので、必然的に紙の辞書でした。『辞書をたくさん引くことで単語を覚えられる。』などとよく言われました。その影響なのか、電子辞書より紙の辞書を使ったほうがよいという先生もいまだにいます。
しかし、実際には、きちんと使いこなせば、紙の辞書でも電子辞書でも単語を引いたり覚えたりすることに大差はないとの研究結果もでています。最近では多くの学校で電子辞書を推奨しているので、紙の辞書にこだわりがなければ電子辞書にするのがよいと思います。
電子辞書
電子辞書のメリット
- 小さくて軽いので持ち運びに便利
- ネイティブの音声が確認できる
- 横断検索ができる(英和辞典から英英辞典へのジャンプ機能など)
- 単語や熟語の登録機能があるので、あとで復習がしやすい
- カラーのものはとても見やすい
電子辞書のデメリット
- 価格が高い
- 電子機器なので寿命がある(よいものであれば5年以上使える)
電子辞書はある程度の機能が備わったものだと2万円以上しますが、英和・和英・広辞苑・百科事典など10種類以上の辞書が入っていることを考えると、逆に紙の辞書よりもコストパフォーマンスはよいです。
「電子辞書は目が疲れる」ので紙のほうがよいという意見がたまに聞かれますが、辞書を10分も20分もずっと見ていることはないので電子辞書を使ったからと言って目が疲れるというこはありません。
紙の辞書
紙の辞書のメリット
- 辞書の中に線を引いたり書き込んだりすることができる
- 1つの単語を調べるとその周辺の単語も調べられる
- 価格が手頃
紙の辞書のデメリット
- 大きくて重いので携帯に不便
- 音声で発音が確認できない
「紙の辞書は調べるのに時間がかかる」という人がいますが、紙の辞書に慣れてしまえば引くのにかかる時間は紙でも電子辞書でも大差はありません。
中・高校生にオススメの電子辞書
中学生・高校生が使う電子辞書としては、定番の「エクスワード(EX-word)」の中学生・高校生モデルが人気です。私もエクスワードの高校生モデルを使っていた時期がありますが、使いやすくて大満足の辞書です。
エクスワードには中学生モデルと高校生モデルがあります。中学生でも高校生モデルを購入しておけば高校生になってからも使えるので、中学生が高校生モデルを購入するのもよいでしょう(高校生モデルのほうが少し値段が高いです)。
参考までに私が所有してる『エクスワード(EX-word)』の電子辞書を紹介します。これはちょっと高い高校生モデル(4万円位で買いました)ですが、もっと安いものでも十分です。
開くとこんな感じです。数年前のに比べて随分と軽くなりました。キーボードはシンプルなのですぐに使いこなせます。
辞書だけでなく、定番の参考書や問題集が多数収録されています。参考書や問題集を単独で買うと全部で5万円以上はするので電子辞書はお得です。
電子辞書には紙ではできない「検索」機能があるので効率よく学習できます。
音声がきけるのも電子辞書のメリットです。
英語以外にも国語、理科、社会などの辞書・参考書も豊富に揃っています。
高校生モデルの電子辞書は2~4万円が一般的です。値段の違いは、掲載されている辞書の数の違いによるもので、使い方は基本的にどれも同じです。
以下は人気の中学生モデル、高校生モデルのエクスワード電子辞書です。
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