家庭教師を探す方法はいくつかありますが、代表的な家庭教師の探し方3つを紹介します(中学受験、高校受験、大学受験)。それぞれにメリットとデメリットがあるので、十分に検討したうえで家庭教師選びを始めましょう。
家庭教師といってもピンキリなので、よい家庭教師に巡り合うことが成績アップにつながります。
知り合いに紹介してもらう
友人の息子さんが有名大学に通っていて家庭教師のアルバイトを探しているときいて、そのまま知り合いの息子さんに家庭教師を依頼するといったケースです。インターネットが普及する以前にはこの方法で家庭教師を見つける人は多くいましたが、現在は良質な家庭教師センターが増えたことやインターネットで探せるようになったため、あまり一般的ではなくなりました。
知り合いと言うことで安心できる一方、もし教え方が上手でなかったり、相性が合わなかった場合に断りにくいという大きなデメリットもあるのであまりオススメできません。
★メリット
- 知り合いなので素性が知れていて安心
- 相場よりも低料金でやってくれることが多い
★デメリット
- 教え方が上手である保証がない
- 子供との相性が合わなかったときなど辞めたくても断るのが難しい
知り合いに頼んで失敗したケース
実際私が過去に教えた生徒さんの中にも知人の娘さん(大学生)に見てもらっていたというケースがありました。定期テスト点数は悪い状態が続いていたにもかかわらず、中1から中2の夏休み前まで1年以上もその大学生に英語と数学の家庭教師を依頼していたそうです。
成績が上がらないので中1の2学期頃から家庭教師を変えたいとずっと思っていたそうですが、知り合いの娘さんと言うことで、なかなか断わる決断がつかずにだらだと続けてしまったそうです。2年生1学期の期末テストで英語数学ともに30点台をとって、あまりにショックを受けてようやく断る決心がついたそうです。
私にバトンタッチしたのは2年生の夏休みでした。数学に関しては中1の2学期で習う簡単な方程式を全く理解しておらす、英語に関してはbe動詞や一般動詞の違いを理解していない状態でした。1年以上も家庭教師をつけていた効果は全く感じられませんでした。
この生徒さんの場合、理解力や飲み込みが遅いだけで学力に問題があったわけではないので、プロ家庭教師の私が教えるようになってからは平均点以上がとれるようになりました。もっと早くに手をつけていたらもっと成績を上げることができたと思うと、非常に残念に思いました。
家庭教師会社を通じて家庭教師を紹介してもらう
近年家庭教師を探す方法としてもっとも普及しているのが「家庭教師の派遣会社(いわゆる、家庭教師センター)」から紹介してもらうという方法です。以前は高い教材を売りつける悪徳派遣会社が多く、トラブルになるケースも多かったのですが、最近はそのような悪徳業者はかなり減ってきて良質な業者が増えています。
★メリット
- 会社独自の学習メソッドやノウハウがある
- 無料体験でよい先生をみつけてから開始することができる
- 先生が合わなかったり、辞めることになっても、無料で別の先生を紹介してくれる
- 家庭教師登録数が圧倒的に多く、プロ家庭教師も多い
- チューター制度があり、進路相談などにものってもらえる
★デメリット
- 個人契約に比べると授業料が高い
料金が高いということを除けば、質の高い家庭教師を早くみつけるには家庭教師業者に依頼するのが最良の方法です。家庭教師選びはお子さんの将来に大きく関係してくるので、コスト面だけでなく充実して確実に結果が残せるようなベストな選択をしましょう!
私がこれまで登録してきた家庭教師センターの中でオススメなのが「学研の家庭教師」です。研修などに積極的で良心的な会社です。何度でも無料で家庭教師の変更も可能なので、余計なお金をかけずに効率的に先生を探すことができます。
家庭教師センターは、契約前に無料の体験レッスンをやっているので、迷っているという方はまず資料請求や体験レッスンを受けてみることをおすすめします。体験レッスンを受けてもしつこい勧誘をしてくることはないので安心してください。
複数の家庭教師センターを比べて、料金などをじっくりと比較したいという場合は、一括資料請求(無料)ができる【かてきょnavi】というサービスを使うと便利です。今なら学習支援金2万円プレゼントされるキャンペーンを実施中です。
インターネット掲示板などを利用して個人で探す
インターネットが普及する前は、スーパーや銀行に情報交換の掲示板があり、そこで家庭教師を探すという方法がかなり一般的でしたが、今は個人情報の問題などもあり多くのスーパーや銀行などでは情報交換をする掲示板を設置していません。
現在ではインターネットで個人の家庭教師募集の掲示板を見つけることができます。たくさんの先生が登録されていて、プロフィールなどが書かれているので、好みの家庭教師を選ぶことができます。しかし、大学生のアルバイトが多く質の高い先生を見つけるのは困難です。簡単に探せる一方で、実際に成績を上げることができる先生はほとんど登録されていないのが現状です。
★メリット
- 入会金不要で、紹介業者による中間マージンがないので授業料が安い。
- 予算に合わせた先生を選ぶことができる。
★デメリット
- 大学生アルバイトが多く、教えるための指導を受けていないため、全体的に質が低い。
- 大学生の場合、突然休んだり辞めてしまうことが多い。その場合、また一から次の先生を探さなければいけない。
- 個人契約のため、トラブルが発生したときに対応してくれる人がいない。
個人契約で家庭教師を探す方法
この方法はハズレの先生にあたる確率も高いため、個人的にはあまりオススメしませんが、経済的な理由などからインターネットの掲示板などで家庭教師を探して個人契約したいという場合は以下の3サイトがオススメです。
・家庭教師のTo-Last
必要なのは家庭教師の紹介料7,800円と授業料のみ。
・diy
必要なのは家庭教師の紹介料5,200円と授業料のみ。
・家庭教師の総合情報
紹介料・掲載料等一切無料で個人契約できます。
番外編:オンライン家庭教師を探す
近くによい家庭教師が見つからない、家庭教師を家にあげるのに抵抗がある、夜遅くに教えてほしいなどの要望がある場合には、インターネットを通して授業を受けることができる『オンライン家庭教師(ネット家庭教師)』を利用するのがおすすめです。
私も数年前から、通常の家庭教師と併用してオンライン家庭教師もしています(現在はオンライン家庭教師で教えている生徒のほうが多いです)。実際にやってみてわかったのですが、オンラインのほうが生徒が集中して、成績の伸びがよいくらいです(生徒によって異なりますが)。
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